アロマなココロ

メイン

2/04

ジャワ島旅行 その3

P1110230-.jpg

さて、私の大好きな精油にジャスミンがありますが、このたびの旅行で出会ったジャスミンはもうすごかったです!この写真はジャスミンではありません。念のため。遺跡で見つけた蝶となんかの花です。

ジャカルタの町をふらふらと歩いているときに目に留まったジャスミンの花がありました。何の変哲もない普通のおうちの門のところに咲いていたのですが、とてもいいにおいだったので、ひとつ摘んでしまいました。それをティッシュに包んで、ポーチに入れて、それをまた自分のバッグにしまったのですが、ホテルに戻ってそのポーチを出してみると、ポーチの外にまでジャスミンのにおいがしているのです!!

たった一つのジャスミンの花がこれほど香るとは驚愕でした。

それから、ジャワ島は蝶々も種類が豊富でたくさんいましたよ。そういえば、夫が言っていましたが、私たちが食べているニワトリといいうのはもともとインドネシアのジャングルの中にいた野生の鳥だったそうです。それを改良して今のようなニワトリにしたのだそうです。びっくりですね。

ジャワ島の旅 その2

TS3P010400010001.jpg

今回のジャワ島旅行の基点に選んだのが、ジョグジャカルタという町です。
王宮があって、そこでは毎日ガムランの演奏があります。
ガムランの音ってなんか頭がボーっとしてわけがわからなくなります。

それから、鳥の市場というのも見ました。この辺の人は小鳥を飼うのが趣味で、
すばらしい声でさえずる鳥を売っているのですが、絶対にこれは違反だろうというような鳥まで売られていました。
ハチドリとか。鳥のえさになる気持ちの悪い虫も売っていました。鳥インフルがちょっと心配でした。

ふらふらと町を歩いていると、親しげに話しかけてくるインドネシア人がいますが、それは後でわかったのですが、観光客を土産物屋に連れ込んで、バティックや影絵の人形などを買わせる人たちです。わたしたち、というか、私の夫はまんまとその手にかかって、バティックを買ってしまったのですが、そういったこまった人も、悪人というわけではなく、なんか、近所の人たちをお手伝いしているつもりのそれほど悪気のない人たちです。
その中にはびっくりするような才能を持った人がいて、あるおじさんは、鳥の鳴きまねの天才でした。そのへんに落ちているビニール袋の端をちぎってそれを使って鳥の鳴き声を再現するのですが、
もう、その技はプロ!鳥そのものでした。 日本の猫八だったっけ、落語のお師匠さんもはだしで逃げ出すうまさでした!

それから、インドネシアはいろいろな動植物が豊富で、精油のもとにもなるスパイスもいろいろあります。
レストランで食べたカニは黒胡椒の味が日本では絶対味わえないくらいとてもフレッシュでした。
また、タクシーの運転手さんが、私がハーブに興味があると行ったら、道の途中に止まってわざわざいろいろな植物をみせてくれたりもしました。

たとえば、シナモンの木。日本語では肉桂と呼ばれることがありますが、私はその言葉になんで肉という字が使われているのか、やっとわかりました。運転手さんが、持っていたナイフでシナモンの木の皮を少しはぐと、その下にあるサーモンピンクの生木がぬれていてお肉に見えるのです。剥ぎたてのシナモンの皮はものすごくいいにおいでしたよ~。

写真はそのシナモンの木です。

ジャワ島旅行 その1

TS3P00780001.jpg

前回の書き込みからだいぶ間が開いてしまいました。いつも読んでくれている皆さん、どうもすみません。
年末年始、1月中はなぜかとってもとっても忙しく、追われまくっていました。

骨折り損のくたびれもうけ

というようなことばかりでした。

でも、お正月は日本を飛び出してジャワ島へ行ってまいりました。ボロブドゥールという立体曼荼羅を見に。

ここは世界遺産になってから、観光客が続々と押し寄せる場所になりました。立体曼荼羅は、外側の下側から順にブッダの誕生~お城を飛び出して修行~悟りを得て~説法を説いて、最後に涅槃に入るまでの一生がすばらしいレリーフで描かれています。曼荼羅の真ん中、頂上に当たるところには、たくさんの仏像が東西南北を見渡すように座っておられました。

ここで元旦のご来光を拝もうと、朝3時半に起きて行きました。あいにく霧が出てしまいましたが、それがかえって幻想的なムードをかもし出しておりました。たっぷりと立体曼荼羅を満喫してから、少しはなれたところにあるホテルのテラスからコーヒーと軽食をいただきながら立体曼荼羅を眺めましたが、まだ朝の7時半だというのに、ぞろぞろぞろぞろ、ありんこのように人が行列して曼荼羅に上って生きます。
早起きしていってよかった!日中に行ったりしたら曼荼羅より人を見ることになっていたところです。

でも、イスラム教徒の島にこんなすばらしい仏教遺跡が残っているなんてびっくりです。

12/14

おそるべしサンキストレモン

091214_1222~03.jpg

この3年ほど毎年、ご近所の知り合いの方からレモンをたくさんいただくようになりました。その方は20年ほど前、家で使ったサンキストレモンに入っていた種を庭にまいたところ、順調に育ってしまい、今や毎年レモンが鈴なりになる大木となったというのです。嵯峨野の土や気候がサンキストレモンにマッチしていたのでしょうか?

もちろん、農薬など使っていませんが、ゴロゴロと大きな、りっぱなレモンです。
そんなにたくさんレモンをいただいてしまってどうするのか?
私の場合、イギリス人の夫の母から直伝のレモンスプレッドを作るのにちょうどいいのです。トーストに塗って食べると、ものすごくおいしいんです。

このスプレッド、英語でLemon Curdといいますが、たくさんのレモンの果汁と、すりおろしたレモンの果皮をたっぷり使うので、レモンの果皮に農薬がついていたらだめなのです。ですから、その辺のスーパーで買ってくるようなレモンでは怖くて作れません。

というわけで、無農薬のレモンをたくさんいただけるというのは本当に超うれしいんです。

以下はその作り方です。3個で造る場合の量になっていますが、わたしはその2倍とか3倍の量で作ります。

Lemon Curd レモンスプレッドの作り方

<材料>
砂糖 226グラム
卵 2個
レモンの皮 3個分
レモンの汁 小なら3個分、大なら2個分
バター 113グラム

<作り方>
1)砂糖とバターを湯煎にし、バターが溶けたらすり下ろしたレモンの皮を入れる。
2)レモンの汁を加えて全部が透明になるまで湯煎にする。
3)割りほぐした卵を混ぜながら加える
4)とろりとするまで暖めながらゆっくりかき混ぜる
5)ぽってりとした感じになったら出来上がり。火を止めて冷ます。
6)冷めたら煮沸してある清潔なガラス容器に入れて冷蔵庫で保存する

ちなみに、レモンってインドのヒマラヤ東部山麓が原産地といわれています。ヒマラヤが原産地の芳香植物って多いですね。何ででしょうかね? 

レモンの果皮に含まれている精油は0.3~0.4%と言われています。なので、レモンを3個使うとおそらく精油8滴くらいは含まれていると思います。マーマレードもそうだけど、私たちって、知らず知らずのうちに精油を食しているんですね。そういえば、この間、目薬の添加物としてベルガモットの精油が使われているのを発見してびっくりしました。

アロマセラピーということで精油を扱うと、なんだかすごく怖がる人が多いですが、実際にはけっこう精油って色んな形で摂取しているんですよね~。

10/11

フランスの健康事情

rosmarinus%20officinalis.jpg

ランベール氏によるフランスのアロマセラピーを学ぶ二日間セミナーが終了しました。いままで12年間、イギリス人の先生ばかりを招聘しておりましたが、今回初のフランス人先生の招聘です。

私はフランス語はジュネパレパフランセ~(私はフランス語が話せません)とジュネコンプロンパ!(わかりません)、オルボワ~くらいしか話せませんのですが、フランスのフィトテラピー(植物療法)に精通した通訳の方がついてくださったので、とても助かりました。

フランスでは精油の調合は医師の処方に従って薬剤師さんがしてくれるのですが、精油を内服するとか、高濃度で使うとか、日本やイギリスでは「毒性の高い精油だから絶対使うな!」といわれている精油を使ったりとか、その辺は大体おどろかされるなとは予想はしていたのですが、むしろもっとびっくりしたのがフランス人の健康に対するアチチュードでした。これは、参加した生徒さんも私もいちばん反応しました。

まず、フランスではお医者さんから処方される薬は全部ただ!なので、ちょっとしたことでもすぐお医者さんにかかり、薬を出してもらうので、医療保険制度はかなり大変な状態になっているとのこと。その影響か、十数年前から植物療法の処方には保険が適用されなくなってしまいました。その結果、精油も含めてフィトテラピーを利用する人が激減したとか。「ただで薬もらえんのに何が悲しくて10ユーロ払ってフィトテラピーの薬もらわなあかんねん」ということです。製薬会社の圧力!?

それと、もっとびっくりなのが、フランス人は皆、ハーブを使ってデトックス療法をするそうです。自然療法が好きなマニアックな人だけがしているわけではなく、流行りものでもなく、日本人が七草粥をたべるように、3週間秋と春にするそうです。これは、身体に溜まった汚いものをとくに、肝臓と腎臓を浄化する意味で行なうとのこと。使うハーブはスギナ、タンポポ、アーティチョーク、他、だそうです。

季節的なデトックスのほかに、抗生物質などを使用した後や、風邪などを引いた後、または、ホメオパシーをする前などに行うそうです。繰り返しますが、これは、一部のマニアックな健康オタクがしているわけではなく一般的に行なわれているそうです。

精油を使ったデトックスのレシピも教えていただきましたが、不特定多数の方が見る可能性のあるこのブログでは残念ですが、紹介を控えさせていただきます。濃度は低いというものの精油を飲みますので。

実はこのデトックスの話は、全くこのセミナーでお話していただく予定ではなかったのですが、たまたま、話の流れで出たのにもかかわらず、一番インパクトが強かったみたいです。

日本では普通の人は聴いた事もないホメオパシーも、フランスでは一般的。一般的でないのがむしろ日本やイギリス式のアロマセラピー、というかフランス式メディカルアロマそのものもそう一般的ではないそうです。

やっぱり、直接フランス人のフィトセラピストの先生のお話を聞くというのは目からうろこでした。健康、アロマセラピー、どちらにしても、お国によって法律も考え方も、習慣も何もかも違うので、同じようにはしたくても出来ませんねと思いました。

juniperus%20communis.jpg

ただひとつ、やはり、と思ったのはランベール氏の精油に対する厳しい目でした。薬として処方される精油を販売しておられるので、100%天然なのは最低限の条件であって、その精油が使用される疾患の治療に必要な有効成分が充分な割合で含まれているかどうかが、必須事項です。

フランスで精油が最も頻繁に用いられるのが感染症の治療です。今、インフルエンザ治療に効果があるとしてフランスの市場に出回っているティートリーもラヴィンサラも、有効成分がどれくらい入っているかどうかが目安。植物ですから、その土壌や気候によって成分は変わります。なので、ティートリーと名前がついているから何所のメーカーのでも同じように効くわけではないそうです。ティートリーの場合はもちろん、テルピネン4オールが有効成分です。

世界中で今、ブタインフルエンザが流行っていますが、その影響で、マダカスカルでしかとることのできないラヴィンサラは高騰して、需給が逼迫しているそうです。

私はもちろん、ティートリーもラヴィンサラも、備えあれば憂いなし!で買ってありま~す!!

8/16

送り火

090816_2000~01.jpg


母が二週間日ほど前に急に股関節が痛くなってほとんど歩けなくなってしまいました。運よくお盆の休みが取れたので、母の住む東京に行ってきました。他にも重い持病のある母は声もかすれ、痩せてしまっていてびっくりしました。

整形外科では坐骨神経痛と言われ、かかりつけの病院ではMRIの結果を待つ中、治療は痛み止めの座薬だけという信じられないお粗末な対応をされただけで、痛みを抱えたまま、二週間近くもただ一日中椅子に座ってじっとしているしかなかった母はさぞかしつらかったろう。

実家にいる間、兄の車で鍼灸院に連れて行き、部屋を掃除し、冷蔵庫を整理し、ほこりをかぶって閉じられていた仏壇を掃除し、母と一緒に父にお線香を上げました。

二泊三日の間に母にリンパドレナージュを二度、アロママッサージを二度やってあげ、痛み止めの座薬や、11種類も飲んでいる薬のうちの二つを止めさせ、薬の飲み方も、胃の弱い母の胃に負担のない方法を考えて飲んでもらいました。食事も鍼灸院で指導されたことを参考にさせてもらいました。

76歳になる母は、病院から出される薬をそのまま素直に飲み、行なわれる治療をそのまま疑うこともなく受け入れてしまっていました。きっとそういう高齢者ってわんさかいるのだと思います。薬に病気にされている人も多いだろうなあ。製薬会社はもうかりまんなあ。つくづく日本人はもっと賢い患者にならなければいけないと感じました。

お盆の最後の日の今日、東京から京都に戻り、電話で母と話すと、このところの元気のなかった母とは打って変わって、力のあるいつもの声にもどっていました。そういえば、今朝は足の痛みもいくらかましになり、鎮痛薬も使いませんでした。できたらもっと早く行ってあげたかった。思うに、娘にそばにいてもらって、マッサージしてもらうことが母には何よりの薬になったのかもしれません。でも、精油はまちがいなくすごいと思いました。

夜、穂が実った稲の香りがただよう中、広沢の池に流される数百の燈籠と、鳥居形の送り火を眺め、またあちらの世界に戻って行くそれぞれの大勢のご先祖様たちはよいお盆を過ごされただろうか?ぎりぎりになって申し訳なかったけど、仏壇をあけて父にごあいさつできてよかった~と、この年になって初めてお盆というものが身近に感じられた夏でした。

7/28

ボッダースクール本校へ

%E3%83%92%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%A8.JPG

リンパドレナージュという言葉は今や若い女性の間でも良く知られ、世界中に広まっていますが、そもそも最初にこの療法を編み出したのが、エミール・ボッダーという人なのです。1932年のことです。

普通のマッサージは血行とリンパの流れの両方を促進しますが、ボッダー式のリンパドレナージュはリンパの流れだけを促進させます。
これが、本物のリンパドレナージュの重要なポイントで、非常にソフトなタッチでないとできません。

たとえば、足をひどく捻挫したとします。足首は腫れ、ズキズキと脈を打ち、ひどく痛みます。赤黒くなっているので内出血もしているようです。こんなときには血行を促進してしまう通常のマッサージは痛みや腫れひどくしてしまい、治癒も遅らせてしまうので行なえませんが、ボッダー式のリンパドレナージュはむしろ行なったほうが、腫れと痛みが引いて楽になり、繰り返し行なうことで治癒も早まるのです。

他にも色々な効果を持つボッダー式リンパドレナージュですが、それだけに、テクニックはとても繊細であり、正しく行なわれなければいけません。また、リンパ系の構造と機能を詳細にわたって学ばなければなりません。

でも、それだけの価値のある効果があるので、がんばろうという気になります。

というわけで、今年4年ぶりにボッダーの本校があるオーストリアのヴォルクシーというところへリフレッシュ講座を受けに行って来ました。5日間の間に、ベーシックのテクニックから、リンパ浮腫用のバンデージングまでおさらいします。

教えてくださったのは校長であるヒルデガルド・ウィットリンガー先生です。
手技については妥協を許さない厳しい先生ですが、この道で40年以上がんばってこられた信念の強さを感じます。

クリニックや宿泊施設が併設されたスクール施設はとても快適で、チロルの山の中というすばらしい自然環境に恵まれたところです。日本からいくのは大変ですが、ドイツのミュンヘン空港からタクシーで1時間ほどのところにあります。

知らない間に微妙におかしくなっていた自分の手技を修正していただくこともできて、そして、きれいな空気を吸うことができて、楽しい五日間でした。

写真はウィットリンガー校長と私です。

6/18

世界一明るい国 日本

うちから車で10分くらいの山間に清滝川というのがあって、

毎年今頃になると源氏蛍がたくさん飛びます。

この辺はお店もなく静かで、夜となれば観光客もゼロ。

来るのは大学生、外国人、そして自然を愛する地元の人たち。

 

暗闇でただシンプルに、蛍を静かに眺め、帰っていきます。

暗闇は危ない、暗闇は怖い、でどんどん夜でも明るくなって行く日本。

その結果、人工衛星から見ても、今や世界で一番明るく輝いています。

蛍もいなくなるわけです。

 

日本は貧乏な農村の暮らしから出発し、さて経済大国になったけれど、

命と引き換えにお金を手に入れて、

ウツ病で自殺する人たちが世界一多い国になってしまいました。

電気は一番明るいけど、心はそれに反比例ですね。

 

世界の中でもっとも大量に水銀入り農薬を国中の農地にぶち込んでしまった国でもあります。

そして日本近海から取れる魚は、米国などでは食用に適さないとされるほどの量のダイオキシンを含んでいます。

でも、そんな重要なことが上手に隠されている、国民に知らされないようになっている。

 

臭いものにフタ。

 

こんな日本の状況の中で、目を覚まし、問題だと声をあげる人は

少数派だから変人扱い。

 

喫茶店でコーヒー飲むのを一年で10回くらい減らせば、

もしくは、居酒屋に飲みに行くのを一回減らせば、

そのお金を環境を守る、すなわち私たちの子供の命を守ろうとするNPOに活動資金として使ってもらえるんですよ。

 

私たちの血税を浪費する日本の国に払うよりもっと有効なお金の使い方ですよ、これは。

 

ちっともアロマな話ではなくてすみません。

この国を動かす権力を持った人たちの程度の低さ加減に最近あまりにも腹が立つので。

 

ちなみに、暗闇のほうが私たちの鼻は香りにより敏感になりますね。

夜のくちなしの花のかおりはすばらしい。

闇夜に白く浮かび上がるタイサンボクの花はドキッとする美しさです。

6/02

幸せに理由はいらない

%E5%9B%B3%EF%BC%96%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%81%AE%E8%8A%B1.jpg
 


先日NHKで脳出血を起こした脳科学者のドキュメンタリーを見ました。心に興味のある方なら、右脳、左脳の違いについても、「右脳は感性、左脳は理論」といったような認識をお持ちだと思います。この女性はある日、左側頭部の脳で出血が起こり、危ないところで命を取り留めました。しかし、身体機能には後遺症が残り、記憶もなくしました。手術後、目を覚ましたとき、自分の母さえ誰だかわからない、自分が何者なのかわからない状態になっていました。



 



ふつう、そんな状況に陥ったら誰もが恐怖感、不安感を覚え、パニックになるところですが、この女性はとてつもない幸福感を味わっていました。



「わたしは生きている!」ただ生きているそのことだけでいままでにない幸福感を感じ、仏教で言うなら、涅槃(ニルヴァーナ)の境地にあったと述べていました。



また、自分と周りの境界線も感じられなくなっていました。自分の存在そのものが喜びであり、「私」=自分という肉体に閉じ込められた存在ではなく、すべての一部となっている自分を感じたとのことです。



 



この科学者は何年もかかって、記憶を取り戻し、マヒを克服しました。今では自分と周りとの境界は感じられるようになりましたが、彼女の感性は脳出血を起こす前と違い、とても敏感になりました。



自然の中を散歩しているとき、風に吹かれてかさこそという葉の音に感動し、本当の自分に戻れていることを実感し、幸福を感じるそうです。また、昔から続けていたステンドグラスの作品は前と比べてぐんと芸術的で、カラフルになりました。



 



ところで、香りは理屈ではなく、感覚ですから、右の脳を活発にします。私が昔ネパールですばらしい香りの花をかいだときに感じた理屈抜きの幸せな気持ち、もしかすると、これを何十倍にも増幅したら、彼女が味わった涅槃の境地に達することが出来るかもしれませんし、同時に思うことは、私たちは皆、生まれたてのときはその状態で生まれてきているのではないかということです。


5/03

召しませお茶を

P1090561.JPG ゴールデンウィークを利用して宇治へ茶摘体験に行ってまいりました。京都府立茶業研究所というところでは、お茶を摘んだり、ファーストフラッシュのお茶の試飲、お茶揉み体験、製茶工程の見学など、無料で楽しめます。

生のお茶の葉にはほとんど香りは感じられず、味も少し苦味がある程度のものですが、製茶の工程では皆さんも一度は嗅いだことのある、あの芳しい香りがしています。あれはなんともいいにおいで、いきなりアイスグリーンティーが飲みたくなってしまうのですが、テアニンというお茶に含まれるアミノ酸はリラックス効果があることを昭和25年にこの研究所の酒戸さんという方が発見されたそうです。例のカテキンは苦味のもとで、労働するイギリス人が好んで飲むガッツのある紅茶はこのカテキンが多いアッサム種らしいです。

カフェインが含まれている木だというだけで、ハーブティーとは呼んでもらえないお茶は気の毒です。お茶の木というと、写真のような植物と思われていますが、あれは刈り込んでいるからなかなか大きくならないだけで、放っておけば大きな木に育つのです。中国にある古い大きなお茶の木は確か樹齢1000年を越えると聞きました。

日本で高級茶と言えば玉露ですが、あれは寒冷紗という黒いネットのようなものでお茶の木を覆っておくことで軟らかいマイルドな葉っぱになり、玉露になります。なんか手もみで丁寧にもんだお茶がおいしいのかと思ったら、そうではないそうです。お茶の味を決めるのは肥料だそうで、油粕を入れる量やタイミングの具合のはかり方が技らしいです。

家庭で出来る簡単な製茶法では、蒸し器にかける代わりに電子レンジを使うそうです。おもしろいのが、電子レンジで加熱するときの時間によって変わる香りです。レンジから「あま涼しい」香りがすればちょうどよく、足りないと「青臭い」、長すぎると「お芋を蒸したような」香りになるとのことです。こうして自宅でできたお茶は普通に飲む煎茶より香ばしい「釜炒り風」のお茶になるそうです。私もいつか庭付きの家に住むことができたらお茶の木を何本か植えたいと思った一日でした。

4/12

ホスピス系

この春はリンパドレナージュの集中コースもあって忙しく、前回の書き込みから2ヶ月が過ぎてしまいました。いつもチェックしてくださっている方、すみません。お待たせいたしました。

今日は緩和ケアの話をしようと思います。先日JEAの派遣部門の責任者が、緩和ケアやボランティアは本来どうあるべきかという原点をしっかりと確認するためにケアタウン小平の院長,山崎章朗先生のお話を聞きに神戸まで遠征してくださいました。

山崎先生について彼女は、「自分もこの先生に看取られたいわ~と思わせるオーラが出てました」と言っておりました。ホスピスや緩和ケアの先生は独特の「すべてを受け入れて、無条件の愛で包み込んでくれそう」というキリストのような空気をもっていらっしゃるようです。私がこの6年間通っている高槻日赤緩和ケア病棟の岡田先生然り。そういった先生を私は癒し系ならぬ『ホスピス系』と呼びたいです。

日赤には2003年から行っていますが、二人のセラピストで始めたアロマセラピーマッサージも現在では8人のセラピストが交代で行なうようになり、気がつくと、いままででなんと2640回も施術を行なっているんですね。

信じられないかもしれませんが、私は緩和ケア病棟へ施術に行くと、行きより帰りの方が元気になってしまうのです。何でそうなるのかは謎です。患者さんからはアンケートで「すっきりした、とても気持ちよかった、痛みが和らいだ」などとポジティブな感想を頂いています。気持ちよいということはその人の中にプラスのエネルギーを生むだけではなく、その人にかかわるすべての人にもプラスエネルギーをわけてくれるということかも?

2/08

プチウツ

お気に入りの精油は常に変わっていくものですね。私もうんと最初の頃はネロリとマンダリンが大好きでした。ラベンダーはあんまり好ましく思えませんでしたね。でも、メッセゲのラベンダーソープを使うようになってから好きになりました。このソープには思いっきりたくさんラベンダーの精油が入っていますので、昼間でもお風呂の扉を開けておくと、ラベンダーの石鹸の香りが家中に漂ってとても気持ちがいいのです。別にメッセゲのソープを宣伝したいわけではないのですが。

最近気に入っているのがペチグレインの精油です。ほとんど毎晩お風呂に入れています。成分的には酢酸リナリルとリナロールが主成分ですので、実はラベンダーとその点よく似ているんですね。香りはあまり似ていませんけど。刺激が少ないので、そのままお風呂にたらしてもピリピリしないのも便利です。

ちょっと古いデータですが、ペチグレインは真菌類に対して殺菌作用がとても強いという実験結果があります。水虫、カンジダなどにいいってことですね。それとアトピー性皮膚炎の方も時として真菌類に感染していることがあるので、こちらにもいいということです。

でも、何よりも、使っていて思うのはココロにいいということです。とてもリラックスしますし、気持ちが明るくなりますね。ウツっぽいときにいいのですね。

そういえば最近若い女性のプチウツが増えているそうです。まあ、こんな世の中ですから、あんまり将来に希望を持てないという若い人が増えても不思議はないですね。先日うちの学校でココロの解剖学を教えてくださっている心理カウンセラーの寺村先生が、なんだかんだ言っても恋人が出来れば、いままで色々悩んでカウンセラーのところに来たりしていてもそれが消失して明るくなるといったようなことをおっしゃっていました。恋愛がうまくいくこと、夫婦関係がうまくいくことは心の悩みに最も良く効く薬だそうです。私もそう思いますね。ただ、パートナーとうまくやっていくのも、恋をするのも、人とのコミュニケーションですから、それが下手だとうまくいくわけがありません。なので、彼と、夫とうまくやっていくことが出来る人はセラピストとしても成功する人でしょう。最近プチウツでお悩みの方、コミュニケーションの仕方を学んでプチウツから抜け出しましょう!

1/10

××は風邪をひかない

明けましておめでとうございます。

急に寒くなってまいりました。巷では風邪、インフルエンザが流行り始めているようです。昔から「××は風邪を引かない」とよく言われますが、それはどういう根拠によるものなんでしょうね?私はめったに風邪を引かないので、「××」かもしれません。というのも、私は頭が弱いのです。頭と言っても脳のみならず、頭にくっついているものすべてですね。子供の頃から慢性アレルギー性鼻炎、目がかゆくてひどいときは白目が腫れたりします。また、頭痛も寝不足したときや生理前などに良く起こります。牡羊座の弱いところは頭だとか。私はおひつじ座なのです。

子供のときに滑り台から転落して側頭部を強打、周りには誰もいなかったので、そのまま家に帰りましたが、あの時頭を打たなければ私はもっと賢かったかも!それに、小学生の時にいとこに髪の毛を引っ張られ、頭皮が肉離れしてしまいました。念のため病院で脳波検査をしたところ、先生は大丈夫とも大丈夫でないとも言わなかったのが気になります。また、大人になってから目の虹彩でその人の健康状態がわかるという人に私の目を見てもらったところ、「脳がおかしい、前にドラッグか何かやっていました?」と言われてしまいました。ドラッグなんてまさか私がするわけないです!

ということで、頭痛は私の悩みの種。頭を打ったときの後遺症かもしれない頚椎のゆがみがあるようで、血流が悪くなると首の筋肉が緊張してきて、筋緊張性の頭痛になってしまいます。特に外出中に痛くなってきたときは困ります。下手をすると吐き気までしてくる。そんなとき、私を救ってくれるのがノーシンではなく、ボッダー式リンパドレナージュです。

精油もオイルも何もいらない、手だけがあればできる療法なので、電車やバスの中、椅子に座った状態で自分の頸部リンパ節、顎下リンパ節、耳介前、耳介後リンパ節などを人にあまり気づかれることなくそっと20分ほどドレナージュすると痛みがうそのように消えてくれるのです。

ボッダー式リンパドレナージュは私にとって顔のむくみから鼻炎、頭痛まで薬も何も使わず、すぐに楽にしてくれる神様からの贈り物です。頭の弱いのだけはどうしようもないですが・・・

12/19

アーモンド、のようなもの

JEAの講師の一人が時々トルコの山で採ってきた自然のアーモンドを お土産に持ってきてくれます。アーモンドと言っても山に自然に生えている木からのものですから、アーモンドらしきものであって、すべてがアーモンドという確信はありません。というのは、そのうちのいくつかは食べてみると間違いなく杏仁豆腐の香りがするのです。これはどちらかというとアプリコットだと思います。ナッツの形も涙型をしていて、普通のアーモンドとは違い、アプリコットのナッツの形に近いです。

アロマセラピーでもアーモンドオイルとアプリコットオイルの成分は比較的似ています。モンサンミッシェルブランドをスタートするにあたって、どのような植物油を仕入れるか検討した際に、生徒の皆さんやお客様にはぜひ本物の、絞っただけの自然な油を使って欲しいと思いました。というのは、市場で流通しているマッサージ用の植物油や、食用の油のほとんどが精製された油だからです。

しかも、絞って取るのではなく、溶剤抽出されているのです。生成の過程でその油にもともと含まれる天然のビタミンやミネラル、香りなどが失われてしまっているので、お肌にもあまりためにならないのです。ちなみに、精製油というのは以下のようなプロセスを受けます。    

●  漂白による脱色 

       

●  味・においの除去

       

●  合成酸化防止剤の添加で長く保存できるようにする

       

●  ビタミンやミネラルの添加 

       

●  遊離脂肪酸の除去

       

●  有機溶剤の除去

       

●  天然ワックス成分の除去

びっくりでしょう? 精製過程で天然ビタミンを わざわざこわして、あとで合成のビタミンを加えるなんて、ばかげていますよね。とても不自然です。モンサンミッシェルのアプリコットオイルは絞っただけで、まったく手を加えてないので、杏仁の香りがほのかにして、とても幸せな気分にしてくれます。とくに、香りがよくわかるお顔のマッサージにおすすめです。たまには精油の香りではなく、オイルのもつすばらしい香りを楽しむこともいいのではないかと思います。多くの未精製オイルはちょっとくせのある香りがしますが、アプリコットは本当にいいにおいです。 

アプリコットオイルは美肌効果もたかく、皮膚を保護する力がありますので、ちょうど今のようなお肌が乾燥しやすい季節にピッタリ。乾燥して弾力性を失ったお肌にハリを与えて、しわを予防してくれます。また、齢を重ねて薄くなってきた肌にも良いのです。天然のビタミンAを多く含み、ナッツ系の油の中ではもっとも敏感肌の方に適した穏やかな油なのですよ。

ビタミンA・・・抗酸化作用、皮膚の状態を正常に保つ作用がある。

アロマセラピーを極めていくと、精油の質にこだわるばかりではなく、植物油の香りや栄養価にも自然とこだわりを持っていくようになります。100%がちがちにはこだわりたくないけれど、ポイントでこだわる、そんな人には一度アプリコットオイルを使ってみて欲しいです。

 

11/13

心と病

日本では今、20人に1人の女性が乳がんにかかっています。先日、乳がんに罹患した女性たちをサポートするNPO、VOICEの設立イベントに参加させていただきました。病院では乳がん治療はするけれども、治療後のリンパ浮腫への対応や、再発、転移という不安への心のケアなどはほとんど行っていません。誰に相談したらいいのかもわからない、一人でなんとかしなければならない。このような精神的なストレスは免疫力を低下させてしまい、より、身体ががんと戦う力を弱めてしまいかねません。

当日はアロマセラピーのハンドマッサージを乳がんにかかったことがある方、治療中の方などにさせていただきました。会場では、リハビリメイク、ウィッグ(かつら)、リンパ浮腫治療用バンデージやスリーブなど、女性をサポートする様々なブースもあり、また、お医者様によるジャズ演奏など、あたたかい心を感じさせてくれるイベントで、参加者の皆さんも、とても元気づけられたようです。

そして、昨日はフランスの産婦人科医で植物療法の第一人者とも言われているベランジュール・アルナール先生による講演会にも協賛で参加させていただきました。フランスではなんと8人に1人の女性が乳がんにかかる確率があるそうです。そして、最近では若い人までが乳がんにかかるようになってきているそうです。

アルナール先生は乳がんや子宮がんの予防と、再発や転移の予防のために、薬草であるハーブや精油を患者さんに使ってもらい、効果を上げているとのこと。そして、心の状態を良く保ち、ストレスをコントロールすること、サポートしてくれる人がいることが重要で、そのあるかなしかで予後が変わってくるそうです。

アロマセラピーでリラックスしたり、人の手のぬくもりを感じて安心したり、気分をほぐして明るくゆったりとした精神状態を保つことは、深刻な病気の予防にもなるのです。

(c)2007 Sanritsu All rights reserved.