ゴールデンウィークを利用して宇治へ茶摘体験に行ってまいりました。京都府立茶業研究所というところでは、お茶を摘んだり、ファーストフラッシュのお茶の試飲、お茶揉み体験、製茶工程の見学など、無料で楽しめます。
生のお茶の葉にはほとんど香りは感じられず、味も少し苦味がある程度のものですが、製茶の工程では皆さんも一度は嗅いだことのある、あの芳しい香りがしています。あれはなんともいいにおいで、いきなりアイスグリーンティーが飲みたくなってしまうのですが、テアニンというお茶に含まれるアミノ酸はリラックス効果があることを昭和25年にこの研究所の酒戸さんという方が発見されたそうです。例のカテキンは苦味のもとで、労働するイギリス人が好んで飲むガッツのある紅茶はこのカテキンが多いアッサム種らしいです。
カフェインが含まれている木だというだけで、ハーブティーとは呼んでもらえないお茶は気の毒です。お茶の木というと、写真のような植物と思われていますが、あれは刈り込んでいるからなかなか大きくならないだけで、放っておけば大きな木に育つのです。中国にある古い大きなお茶の木は確か樹齢1000年を越えると聞きました。
日本で高級茶と言えば玉露ですが、あれは寒冷紗という黒いネットのようなものでお茶の木を覆っておくことで軟らかいマイルドな葉っぱになり、玉露になります。なんか手もみで丁寧にもんだお茶がおいしいのかと思ったら、そうではないそうです。お茶の味を決めるのは肥料だそうで、油粕を入れる量やタイミングの具合のはかり方が技らしいです。
家庭で出来る簡単な製茶法では、蒸し器にかける代わりに電子レンジを使うそうです。おもしろいのが、電子レンジで加熱するときの時間によって変わる香りです。レンジから「あま涼しい」香りがすればちょうどよく、足りないと「青臭い」、長すぎると「お芋を蒸したような」香りになるとのことです。こうして自宅でできたお茶は普通に飲む煎茶より香ばしい「釜炒り風」のお茶になるそうです。私もいつか庭付きの家に住むことができたらお茶の木を何本か植えたいと思った一日でした。







