
母が二週間日ほど前に急に股関節が痛くなってほとんど歩けなくなってしまいました。運よくお盆の休みが取れたので、母の住む東京に行ってきました。他にも重い持病のある母は声もかすれ、痩せてしまっていてびっくりしました。
整形外科では坐骨神経痛と言われ、かかりつけの病院ではMRIの結果を待つ中、治療は痛み止めの座薬だけという信じられないお粗末な対応をされただけで、痛みを抱えたまま、二週間近くもただ一日中椅子に座ってじっとしているしかなかった母はさぞかしつらかったろう。
実家にいる間、兄の車で鍼灸院に連れて行き、部屋を掃除し、冷蔵庫を整理し、ほこりをかぶって閉じられていた仏壇を掃除し、母と一緒に父にお線香を上げました。
二泊三日の間に母にリンパドレナージュを二度、アロママッサージを二度やってあげ、痛み止めの座薬や、11種類も飲んでいる薬のうちの二つを止めさせ、薬の飲み方も、胃の弱い母の胃に負担のない方法を考えて飲んでもらいました。食事も鍼灸院で指導されたことを参考にさせてもらいました。
76歳になる母は、病院から出される薬をそのまま素直に飲み、行なわれる治療をそのまま疑うこともなく受け入れてしまっていました。きっとそういう高齢者ってわんさかいるのだと思います。薬に病気にされている人も多いだろうなあ。製薬会社はもうかりまんなあ。つくづく日本人はもっと賢い患者にならなければいけないと感じました。
お盆の最後の日の今日、東京から京都に戻り、電話で母と話すと、このところの元気のなかった母とは打って変わって、力のあるいつもの声にもどっていました。そういえば、今朝は足の痛みもいくらかましになり、鎮痛薬も使いませんでした。できたらもっと早く行ってあげたかった。思うに、娘にそばにいてもらって、マッサージしてもらうことが母には何よりの薬になったのかもしれません。でも、精油はまちがいなくすごいと思いました。
夜、穂が実った稲の香りがただよう中、広沢の池に流される数百の燈籠と、鳥居形の送り火を眺め、またあちらの世界に戻って行くそれぞれの大勢のご先祖様たちはよいお盆を過ごされただろうか?ぎりぎりになって申し訳なかったけど、仏壇をあけて父にごあいさつできてよかった~と、この年になって初めてお盆というものが身近に感じられた夏でした。








コメント (2)
私の父は小学生の時に亡くなりましたので毎月父のお墓参りに行っていました。この送り火の一つ一つにも、家族を想う気持ちが燈っているのだなと感じました。夜更けの静けさに明かりを点けて流す送り火を見ていると、静かな表情の中に熱い思いをいつも持ち続けていた父の顔が思い浮かびます。志半ばで40代でなくなってしまった父ですが、父の思いは生きている私たちと共にずっと生き続けていると感じさせてくれるようです。
投稿者: samo | 2009年09月30日 21:29
日時: 2009年09月30日 21:29
samoさん、コメントありがとうございます。
ずっと昔に亡くなられたお父様へのsamoさんの深い愛情を感じます。お盆も終わってはや一ヵ月半たってしまいました。彼岸花も咲き終わり、おとといの中秋の名月もすばらしかったですね。日本の季節の移ろいはとても繊細で、そんな季節の一瞬の時を慈しんだり、心豊かに毎日を送ることが、私たちの限りある命のまっとうのしかたかもしれませんね。
投稿者: ギル | 2009年10月05日 23:36
日時: 2009年10月05日 23:36