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2011.07.05

ボッダー認定講師を目指して 4

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「ボッダー認定講師を目指して」というタイトルで書き始めて4回目になりますが、ここまでのところ、お化けと食べ物の話ばかりしていましたので、ここらで、ちょっと本題に関係したお話をしたいです。
世間ではこの数年、リンパという言葉が一人歩きしてしまって、リンパマッサージとか、リンパアロマとか、わけがわからないことになっていますが、もともとのリンパドレナージュは素手で、オイルも精油もパウダーも使わずに、しかも正確な動きで行うものです。
リンパ節は、昔はリンパ腺などと呼ばれていました。リンパ節は身体の防衛基地みたいなところで、リンパ球が出たり入ったりして、身体の中に進入した異物を排除したり、身体の中で生まれたがん細胞などを破壊したりする役目があるほか、血液と間質液のバランスを一定に保つ役目もあります。
冒頭の図は、私たちボッダー式リンパドレナージュセラピストがトリートメントの最初に必ず施術する首の部分に命名された名前なのです。プロファンダス、ミディアス、ターミナス、これは解剖学用語ではありませんので、医学辞典には載っていません。
なぜ、首をするかというと、首を含めた頭部にはリンパ節が身体の中でももっとも密集している場所のひとつであるということと、異物が入って来やすい部分だからです。身体にすくなくとも600個以上のリンパ節がありますが、そのうちの4分の1ほどがこの辺りにあります。
頭部には目、鼻、口、耳、のど、悪い菌が侵入しやすい穴がいっぱいありますね。ココをしっかり守っておかないと、やばいことになるからです。
一番細いリンパ管は毛細血管の約10倍の太さがありますが、一番太いリンパ管は一番太い血管よりはるかに細いのです。胸管というリンパ管はその一番太いリンパ管ですが、これでも小指より細いのです。これが、鎖骨の下の辺りで静脈につながっています。
このつながっているところをターミナスと私たちは呼んでいます。ターミナス、終点という意味で、リンパ管の終点ということです。
このあたりを静かに刺激してリンパの排出をうながしてあげることで、末梢の細いリンパ管までつられて動き出すのです。建物の地下にある下水管につながる出口のつまりを取ってやらねば、台所の流しの排水管をいくらきれいにしても、つまりは取れないということと同じです。
続く・・・

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